
ドイツ、ミュンヘンでも屈指の人気バレエ教室を主宰するモニカ先生はイタリア人。すっと伸びた背筋、花のような笑顔、華奢に見えて筋肉質な美しい曲線。
彼女の年齢を誰も知りません。まさしくヨーロッパの美魔女!このモニカ先生直伝のエクササイズ「足首から下に集中して全身を整える」一挙公開します。
バレリーナの足
バレリーナの足は財産。そして一番酷使する場所です。ですから、足の特に足首から下はいつもきちんとケアすべき場所。
ここにはツボとよばれる交感神経、副交感神経を刺激する点が無数にあります。この足の指、甲、足裏の機能をしっかり目覚めさせることで全身のきれいが保てるそうです。
バレリーナにとって「美」と「リスク」は表裏一体。つまり過度の運動や無理は体そのものを痛める、しかし「踊る美」を表現するには、一般人の筆者では計り知れない負担がかかるはずです。
その「リスク」の部分が足の指、甲、足裏を鍛えることで回避できて、さらに全身のバランスを整え美しくしてくれるのです。
まず足裏に集中する
腰を丸めないように、まっすぐひざを伸ばして床に座ります。日本人の場合、背中も丸くなる女性が多いでの要注意とのこと。
伸ばした足先をまっすぐ、丸める(物をつかむように)、まっすぐ、丸める運動を繰り返します。足先をかかとをつけて開く、閉じる、開く、閉じる運動を繰り返します。体全体が少し温まってくるまで繰り返すのがいいそうです。
足の指に集中する
裸足になり、ひざを伸ばして座ったまま、足の指に集中します。これは実はなかなか難しいことです。
手の指と違って、足の指の一本一本が独立して動くことを私たちは日常生活のなかで忘れています。忘れているので、当然その機能は落ちているのです。
- 足の指を開きます。手でいうならパーのように。そして閉じます。
- 次に足の親指だけ伸ばします。かなり集中しないとできません。
- 他の4本の指を伸ばした親指方向に同様に伸ばします。
- 親指のみ再び元の位置に戻します。
- 他の4本の指も戻します。
2から5を繰り返します。初めてでしたら、できなくて当然です。バレエ教室のなかでも、この運動がよどみなくできる生徒さんはそう多くありません。しかし、日々練習をするとできるようになるのも確かなことです。
さらに足の指の運動です。
- 座ってひざを曲げて、両足の裏を合わせます。
- 親指と親指、人差し指と人差し指、中指と中指…というように順にくっつけていきます。
- その後親指から順に離します。
この運動はさらに高度な集中力を要します。しかし、改めて「足の指は独立している」と感じるもの確かです。その指を普段いかに粗末に扱っていたか…靴の中に押し込めて、ほぼ1日中同じ形で固まらせているのです。
実はその生活が様々な不調の原因になる、モニカ先生は言います。血行を悪くして肌荒れをおこさせる、左右のバランスの差を生み出す、代謝を低くして、冷えや頭痛を招くと例をあげるとキリがないそうです。
また普段は神経の届かない足指を動かすと集中力も高まるそうです。これは本当に実感します。
キレイは努力なしに叶わない
生まれつき美しい顔かたちの女性はいます。しかし、30歳を過ぎてからもそれを維持している人はそういないはずです。
よりむしろ、完璧な美人ではなかった人の方が、努力して輝くのが30代以降。モニカ先生のバレエ教室はそんな美魔女であふれています。先生おすすめの足の指、甲、足裏のエクササイズでキレイを叶える努力をしましょう。